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演説を行います
支援員の状態作りと
バーンアウト予防方法
〜プロフェッショナルとしての支援員のために〜
講師:小室 安由美(NPO法人ホスピタリッチ事務局長)
オブザーバー:俊山 英(ADHD-COACH専門支援員)
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​はじめに

​はじめに〜NPO法人ホスピタリッチって?〜

私たちは、ADHDの診断があった社会人へ、課題解決とそれを通した解決力促進の支援を行なっております。
​​​例えば、以下のような内容にご対応してまいりました。

<解決済みの事例>

  1. 障害枠で働いているが、どうしても会社に遅刻してしまう。

  2. 職場でのコミュニケーションで、ズレが生じてしまう。上司との間で指示内容に認識の齟齬が生まれる。

  3. ちゃんとしなければと思っても、仕事で何度も確認ミスをしてしまう。

  4. SEをしているが、複数案件を抱えたときの進捗管理がうまくいかず、納期に影響してしまう。

  5. 大手企業で秘書をしているが、社長のスケジュールを組み立てることに苦労する。

  6. 障害枠の職場でミスを指摘されて、怒ってしまい、相手や上司を責める発言をしてしまう。

​講座の内容

​​​​​​<この講座の対象>
  • 就労移行支援事業所や企業の障害枠などで、ADHDを持つ社会人の支援をしている方

  • 精神保健福祉士

  • キャリアコンサルタント

  • 心理カウンセラー など

 

<講座の内容>

テーマ「支援員の状態作りとバーンアウト予防方法」

①注意集中のワーク(呼吸法など)の紹介・実践

②「感情の意味分解」の書き方の紹介・実践

③プチ相談会(実際にADHD社会人への支援を行なっている俊山が、支援についての疑問にお答えします)

※「感情の意味分解」とは、私たちホスピタリッチが独自に開発したものです。

感情筆記(ジャーナリング)の自律神経が安定する効果を元に、カウンセラーと対話するアプローチを一人でもできるように取り入れたものです。

<講座の狙い>

  • 支援員の状態作りはもちろん、当事者の衝動性・不注意を緩和して注意集中をしやすくする方法を身につける

  • 呼吸法によって、横隔膜を鍛え、副交感神経を優位にしリラックス効果を得る

  • マインドフルネスやヨガの要素を取り入れ、感情のコントロールをしやすくする

  • 「自分の反応を受容しやすくする」「自分がなにを抑圧していたのかを明確化する」「体験した出来事に対して、自分がなにを感じたのか把握しやすくする」といったメンタルヘルス・セルフカウンセリングに関連する効果を得る

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<開催日時>

日にち:10月21日(日) 受付終了いたしました。

時間:18:00〜19:30 (受付17:45〜17:55)

<参加費>

5,000円(税込)

※現金当日払い

※なるべくお釣りの出ないようにお願いいたします。

<キャンセルについて>

受講確定後のキャンセルは会場をご用意するため原則ご遠慮いただいております。

やむを得ない理由がある場合のみ、2日前までにご連絡ください。

※キャンセル料は特にいただいておりません。

<定員>

各日20名

<開催場所>

神奈川県横浜市 JR関内駅徒歩4分会議室(お申し込み後ご連絡します)

 

 

当日お会いできることを、心よりお待ちしております。​

​なぜバーンアウト予防が必要なの?

対人援助の仕事は、感情労働にあたります。

相談場面では、相談内容から援助者自身の感情が揺さぶられるなどの影響もあります。

中には「自分自身も似たような体験をした」と感じて、大きく感情が表面化することもあるかもしれません。

しかし、相談場面では、相談者の感情体験つまり、相談者が感じ思ったという事実について中心に扱っていくので、相談者と援助者の体験は分ける必要があります。

分けなかった場合、相談者オリジナルの課題に相談者自身が向き合いにくくなるなどのケースが多くなります。

そうしたことから、援助者は自身の「何にどのような反応」をするのかを明確にして、癒したりコントロールする必要性が出てきます。

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これを臨床場面では、「感情操作」といいます。

看護師や福祉関係の論文でも感情操作について議論されていて、「どうしたらバーンアウトを防げるか」ということが研究されています。

 

そして、また別のシーンとして、「カサンドラ症候群」というものがあります。

定型と発達障害の脳の働きの違いが、情報の受け取り方・発し方にも大きな違いを生み出し、会話や意思疎通があまりにも噛み合わなかったり、関わり方そのものに問題があって、定型側の脳に大きな認知的負荷を負うというものです。

認知的ストレスと精神的ストレスは同義なので、心の面での問題を引き起こすこともあります。

それをカサンドラ症候群、つまりノイローゼ状態になってしまうということです。

 

以上のことから、ADHD社会人の方と多く関わっている支援員の皆さんにも、「バーンアウト予防方法」をご提供したいと思います。

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また、私たちはADHD特性を持つ社会人の方への支援のなかで、自他境界があいまいになりやすいケースでも、注意集中のワークや感情の意味分解の方法を実際にご提供しています。

ADHD-COACHを受けられたクライアント(ADHD当事者)からはこのような声をいただいています。

  • 「書きなれていくうちに、感情を受け止めやすくなった」

  • 「習慣的に書くことで、以前より落ち着きやすくなった」など

ご活用されるケースも増えてきています。

講座の中でご紹介しますので、セルフワークとして取り組んでみてはいかがでしょうか。

今回の講座では、ADHD-COACHを実際に支援員として行なっている当法人の理事長俊山が、プチ相談会として、支援員の皆さんからの「支援についての疑問」についてお答えするお時間を設けます。

  • どんな風にADHD当事者に向き合っているの?

  • こんなシーンではどう対応している?

  • 支援員として勉強しておいた方がいい知識はある? など

ぜひ当日ご相談ください。

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