最小限のオフィス
​わたしたちの役割

​1.  前提としての認識

 人によって、遺伝子の発現のあり方・脳のネットワークのバランス・パーソナリティの発達などの個人の特性は、多様に異なっています。

 こうした特性が、他者との関わり・社会との関わりによって差異となり、場合によっては社会的障壁が生じてきます。

 つまり、個人が感じる困難さや抑圧・葛藤は、他者を含めた社会的関わりによって起きるものと言えます。

​ また、個人の特性は環境からの影響を受けやすく、特にパーソナリティはその個人が出会った関係性から形成される性質を持っています。

​2. 立場・活動

 わたしたちは、個人を問題とする医療モデルではなく、社会性を問題とする社会モデルの立場にもとづき、問題をクライエントとご一緒に解決・解消する活動を行ってまいります。

 そして、個人がより良く発達するためには、特性に適した建設的な関係性が必要になると考えています。とりわけADHD特性は、一見目立った特性がないような印象でも人によって表現型が異なることから理解が得づらく、日本の社会・文化から否定的な評価をされてしまうことも少なくありません。

​ 以上を踏まえ、わたしたちはADHD特性のある方々をはじめ、社会を構成する広く一般を対象とする支援機関として、社会モデルの立場から、個人の発達に必要な社会的関係性の提供を行い、そうした選択肢を世の中に拡充していくことによって、一人一人が生きやすい社会を実現してまいります。